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新川 てるえ

夫婦喧嘩を回避する方法

私のパートナーはアフリカ人です。
「ダーリンはアフリカ人」
にも書いていますが、生活習慣の違いや価値観の違いはステップファミリーを上回る大変さがあります。
でも、我が家はほとんど夫婦ケンカはしません。

「新川さんがカウンセラーだからでしょ?」
と言われますが、そういうことでもないと思います。
保育園の先生が自分の子どもに先生のように接することができるかというと「NO」のようにカウンセラーだからといって家庭でもカウンセラーなわけではありません。

私も夫に対してイラッとくることはたくさんあります。

でも自分の怒りを表現する前に
「今、感情的に怒ることが自分にとって得なのか損なのか?」
を必ず考えるようにしています。

ここで心につぶやく言葉が重要です。
「ちょっとまてよ!」です。

考えてみて、感情的にストレスをぶつけてすっきりしそうならば遠慮なく怒ります。
現にブチ切れて、ものを投げつけて怒ったこともあります。
すっきりしました。
ダーリンは普段怒らない私が怒ったので、怯えていたし、効果的でした。
これは、解決を求めているわけではなく、ストレスを発散したい怒り方です。

カウンセリングで夫婦喧嘩で皿を割るとか、物を壊すというお話を伺うことがあります
「それですっきりするんですか?」と私は質問します。
すっきりするならいいんです。
でも大概が、そのあと夫との関係も最悪になるし、壊れたものを自分で片付けながら自己嫌悪すると答える人が多いので、それは効果的ではないということですね。

これがアンガーマネージメントと呼ばれる心理操作です。
怒りは時間をおくと離れていくといいます。
怒りを感じたら深呼吸をして「ちょっと、まてよ!」を呟いてみてください。
そのあと、冷静に考えて、自分にとっての得策を判断し、怒りの気持ちを抑え、時間をおいてから交渉するほうが効果的です。

次回は喧嘩した時に、どう交渉すればいいのかについてお伝えしたいと思います。
とりあえず安易に怒りを選ばすに
「ちょっとまてよ!」で深呼吸する習慣を身に着けてくださいね。

新川てるえ

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