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新川 てるえ

カップルカウンセリングの手法

「夫にカウンセリングを進めているけど、俺には必要ないって言っています」

こんな時には問題意識を感じている妻がカウンセリングを受ければ問題は解決します。
妻側が問題解決に向き合える力がつくので、結果はうまくいくということです。

ご夫婦で問題に向き合えるときには2つのカウンセリングの方法があります。

1つ目はそれぞれが別々にカウンセリングを受ける。

上手くやってはいきたいけれど、場合によっては離婚も考えているという人におすすめしています。
もしくは、2人で一緒に問題に向き合うのは今は無理かもという方向けです。
個人のカウンセリング手法と同じで100日のカウンセリングプログラムに個々が向き合い、夫婦や家族の問題を考えていきます。

2人の話し合いはありませんが、どう話し合いをしていったら関係性をうまく作っていくことができるのかを、別々に学ぶことができます。
途中からお二人一緒にカウンセリングをすることもあります。

夫婦間のコミュニケーションがすでに欠損している場合にはこちらがおすすめです。

2つ目は一緒にカウンセリングを受ける。

こちらは夫婦で乗り越えていく、うまくやっていきたいという意志がきちんとあっている場合におすすめしています。
カウンセリングの中ではお互いが大切にしている価値観を認め合う、それについて話し合いをするということを、カウンセラーが間に入ってしていきます。

いずれにしても、カップルカウンセリングをしていて感じるのは、夫婦の自己肯定感の違いについてです。

うまくいっていない夫婦はお互いの自己評価がかけ離れているので、どちらかの力が強すぎて、弱い方が遠慮したり、強い方の攻撃によりさらに落とされてしまって、話し合いが成立しないのです。

弱い方が強いほうに遠慮ばかりしていて、それをストレスにして、相手のせいにばかりしているので「もうだめだ」と話し合いする前からあきらめてしまっていることも問題です。

一緒に暮らしていく夫婦はこの自己評価のステージがとても大切です。

精神ステージとも言いますが、お互いが同じレベルのステージにいて、しっかりと相手の価値観を理解できるようにと話し合いができなければうまくやっていけません。

カウンセリングシートは自己肯定力を上げていくトレーニングをするので、結果的には解決に至るのですが、ゴールまでの道で力の強い方が焦って、早くなんとかしなくてはと弱い方をせかしたり、攻め立てたりするのでゴールが見えないまま終わったり、同じ問題の繰り返しの道をたどります。

そうならないためにも、プロの力を借りて向き合うことは効果的です。

夫婦間の精神ステージについて考えて、しっかりと向き合ってみませんか?

 

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