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新川 てるえ

悩みから抜け出せる人と抜け出せない人の違い

ステップファミリーには成長プロセスがあります。
多くの人が家族の問題に直面して、問題の解決に動き出すタイミングを「アクション期」と呼んでいて、再婚して2,3年目くらいに訪れる人が多く、この時期にカウンセリングをスタートする人が多くいます。

でもいつまでたっても動き出せずに「アクション期」の手前の「リアリティ期」で立ち止まっている人もいます。

アクションのタイミングを掴めない人たちです。

「子どもが小さくて時間がありません」
「家族がいつも家にいるのでイベントなどには参加できません」
「夫の理解がなさすぎます」
「お金がないのでカウンセリングをうけることはできません」

そういう人はできない理由をいつも探して言い訳にしています。

例えばSNSなどで
「愚痴ばかり吐き出すだけじゃなくて解決のきっかけを考えようよ!」
と提案した時に
「私はここで愚痴を聞いてもらうだけでいいと思っているんです」
と反発される方がいました。

確かにそれだけでも救われるならいいのかなとは思います。
でもそれで救われるのは最初だけです。
解決を求めるなら次にアクションすることが大切です。

 

アクションできない人の理由とは?


悩みの解決の根底にあるものは「安心・安全」です。
人はいつもそれを求めています。

誰にも相談しないで愚痴だけ吐いて、誰からの意見を求めないのは、そうすることで傷つくことを避けているので安心・安全だと思っているからです。

でも本当は構ってほしいというメッセージでありながら、構われると傷つくという前提をもっているので、構われるのが怖いというループにはまり抜け出せなくなっています。

また、人に相談すれば楽になるかもしれないけれど、誰かに噂されたり、価値観の違う意見を言われたりすると安心・安全が守れないと考えるから止まってしまいます。

 

アクションするタイミングをつかめる人とつかめない人の違いは?


それは悩みのどこに焦点をあてているのかという心のしくみにあります。

問題自体に焦点が当たっている人はいつまでも抜け出せない人です。

「どうしてこんなことになったんだろう?」
「自分の何がいけなかったんだろう?」
「誰のせいだろうか?」

解決に焦点が当たっている人は抜け出せる人です。

「自分は今どうしたいのか?」
「解決のために何をしたらいいのか?」
「どうしたらできるようになるのか?」

アクションするタイミングをうまく掴むためには「解決」に焦点をあてて考える癖をつけることです。

出来ない理由を考えて止まっていないで、問題の解決に焦点をあててアクションするタイミングを掴んでみませんか?

新川てるえ

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