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高野了美

欲求の満たし方の違い

選択理論では人は5つの基本的欲求を持っていると考えます。

生存の欲求
愛・所属の欲求
力の欲求
自由の欲求
楽しみの欲求

人それぞれの欲求の強さは違っていますが、同じ欲求で同じ強さを持っていても、欲求の満たし方はそれぞれ人によって違います。
私は生存の欲求としては、生涯にわたって計画的に安定した生活を存続するための預貯金を持っていたいと思うし、夫は「明日、命が尽きるかもしれない」といって今現在の欲求充足(食欲、睡眠など)に金銭を使いたいと思っています。
人はそれぞれ欲求を持ち、それを満たすために行動をし、それが満たされれば幸福感を得ます。
そして自分が欲求を満たしたいと思っているように、他人も欲求を満たしたいと思っています。

ここでどちらかが納得しないまま、譲歩してしまうとのちのちまでこじれます。
一方は解決したと思っていても、一方がわだかまりの残ったままではよい人間関係ではありませんね。
まずは相手が何を大切に思っているのかの理解に努めるだけでも、人間関係を改善されるでしょう。

じゃあ相手が理解に努めてくれない時は?
相手の欲求は自分自身で満たしてもらいましょう。

ウチの場合は、夫の給料で生活を賄ってもらっています。
そして自分の欲求は自分で満たすために自分で収入を得て、個人年金に加入しています。
今は再婚家庭なのですが、受取開始前に死亡時の受取人は配偶者である夫ではなく実子にしています。
初婚同士の結婚で子どもがいる場合ならお互いにとって実子なので、さほど問題にはならないですが、子連れ再婚家庭となると複雑になります。

ひどいですか?
いえいえ、そんなことはありません。
私を大切にしてずっと一緒にいれば、その個人年金は一緒に使えるのです。
それでも、途中で何かあった時には、配偶者ではなく残すなら実子に残したい。
保険の受取は相続とは別枠で、受取人に直接わたります。
我が子に残したいことは夫も思うことかもしれませんが、それは夫が自分の子に準備することでしょう。
目の前の欲求を満たすために夫本人が行動しているのですから。
(実を言うと縁組もしていない継子の通帳にもわずかながら入金してます。これは力の欲求充足)

自分の欲求が充足していれば、相手の欲求にも寛容になれます。
夫婦だからといって相手の問題を全部引き受けて我慢する必要はありません。
なによりお互いに「横取り」にならない良い関係性を築くことが大切です。

お互いの違いを認めて、適切な行動を起こしていきましょう。
自分の意志で行動できるのは自分だけです。
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