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平田 えり

ステップファミリーの戸籍謄本

 

 

お久しぶりのブログになりますが、
みなさん、如何お過ごしでしょうか?
受験生を育てる方は、そろそろ進学先が決まる頃ですね。

私の子どもたちは、ひとりは19歳の娘で成人になり、
もう一人は高校2年生の息子なので、子どもが人生の分岐点に初めて立つような
受験戦争的なものはありませんが、
日々の生活の中では、各々が分岐点に立つことがあります。

特にこれから、大人になって生きる為に必要なことは何か?とか
これから、どんな風に生きていこうか?などなど。

細かいことまで、相談をしてくれる子どもたちなので、
その都度、話を聞くことが多いです。

そんな中、19歳の娘が、パスポートが必要になるとのことで、
自分でパスポートの申請の仕方を調べたりしているうちに
「戸籍謄本」が必要なことに気付きました。

今まで、子どもたちには、戸籍謄本を見せる機会もなく、
必要とする機会があっても、私が対応するものばかりで、
子どもたちには見せたことはありません。

ですが、今回の出来事で、初めて、まじまじと見せる機会があり、
私が見ても複雑な気分になる「コレ(戸籍謄本)」
子どもがみたら、もっと複雑な気分になるのかと思うと
渡すのにも躊躇してしまいそうになりました。

 

まずは、私の父母の部分。
私の両親は離婚をしているので、父母の苗字が違う。
元夫と離婚をしているので、離婚日が分かる。
継子たちと養子縁組を解消しているので、継子たちの名前もある。

そして、子どもたち。
元夫と離婚した日と親権者がわかる。
出生場所が、それぞれ違う。←ここは問題ない(笑)

そして戸籍。
戸籍は、居住地じゃないけど、前に住んでいたところだったから、
大丈夫なのか、心配されましたが、説明したら、納得してくれました。

そんな我が家の戸籍謄本を見た娘から一言。

「これって、子どもが、うちはステップファミリーで親が本当の親じゃないとか、
兄弟とか姉妹とか、血縁がないのを知らなければ、
だいぶ、落ち込むよね。
知っている自分でも複雑な気持ちになった。」

と・・・。

たまに

「セメントベビーには、いつカミングアウトしたら良いですか?」
「子どもがまだ幼い頃から一緒にいる血縁のないパートナーを
本当の親だと思っています。」

という、ご相談をお受けしますが、
カミングアウトは、タイミングを見て話してあげると良いと思います。

ただ、「嘘」だけはついてはいけないです。

私も、娘と息子が小さい時には、継子たちも自分の子どもだと「嘘」をついていました。
それは、血縁は関係なく、育てているのは自分だと思い込みたかったからかもしれません。
また、無邪気に聞いてくる娘と息子を傷つけたくないという気持ちもありました。

ですが、ある日、継子たちが実母との面会交流時に撮ったプリクラが
部屋にあった為、それを見た娘から
「ママ!嘘ついてた!」
と言われたのがきっかけで、家族会議を開いて、
まだ小さかった娘と息子にも、きちんと話をしました。

※その時の様子は、個人ブログにも掲載しています。
遡ると長いので、リンクを貼っておきますね。
★ウエッティのつぶやき★

とはいえ、その後の生活には支障もなく、今に至りますが、
頭の片隅には、

”一緒に暮らしていないし、母親が違うし、考え方も違う。
だから、少し関係性も見直さなきゃなぁ・・・”

と思うこともあるそうです。

ステップファミリーの皆さんは、
どのタイミングで子どもたちに

”我が家はステップファミリーなんだよ”

とカミングアウトしましたか?

みんながどうしているのか気になりましたら、
アンケート調査を元に作成したこちらの本がおススメです。

日本の子連れ再婚家庭: 再婚して幸せですか?〜第2弾〜 (M-STEPBOOKS) Kindle版

ぜひ、ご参考にされてくださいね♪

平田えり

 

 
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