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平田 えり

諦めない力が継母の私を強くした話

みなさん、お久しぶりです。

今は、卒業シーズンも終盤になり、進級進学の準備にも気合が入る頃でしょうか?
既にお子様が春休みに入った方、これから春休みになるという、ご家庭も多いかと思います。

我が家は、4番目の子ども、セメントベビーに当たる高校生の息子を残すのみで、
継子2人と、もう1人のセメントベビーは、ほぼほぼ、親の手を離れています。
継子2人は、もうアラサーなので、結婚をしている子もいれば、
あと少しで結婚かな?くらいな感じです。

子育ても既に終わったような状況ではございますが、
春になると、継子たちやセメントベビーたちの卒業と入学の時もことを思い出します。

特に継子の場合は、自分の子どもではないので、
卒業式や入学式に参列した時には、

「私がここにいていいのだろうか?」
「本当にいるべき人は、実母なのではないか?」

とグルグル頭の中を回しながら、式典に参列していました。

もちろん、継子たちの実父もおりましたが、
そういう時に限って、継母の私にその場を託すという
良く分からないことをする人でしたので、
誰も参列しないのは可哀相だと思い、実親の変わりに・・・
ということも少なくなかったです。

そして、継子たちはというと、”私がいればそれでいい”というような子どもたちで、
それもそれで、いいのかな?という状況ではありました(苦笑)

というのも、卒業式後に渡される親へのお手紙。
みなさんもお子様から頂きましたか?

そのお手紙の内容が、実父へ向けたものは文章が少なく、
継母の私に向けた文章が多い。

ですが、当時の私は、心から本当に嬉しかったかというと
実は、そうではなく、逆に複雑な気分になりました。

今、思うとなんてもったいないことをしたんだろうと思うほど、
喜びには複雑さを感じていたのも確かです。
(ほんと、もっと喜んであげられたら良かったです)

ただただ、あの時は、必死に継子育てとセメントベビー2人のお世話をしていて、
日々、怒りMAXに叱ったり、怒ったりしてきました。

”それなのになんで・・・?”

と思うのも当たり前で、継子たちのことも好きではなかったし、
一緒にいるから仕方なく、セメントベビーのついでにお世話をしていた感もあり、
継子たちが、側に寄るだけでも、気持ちがザワザワするほど、
毛嫌いしていた時期もあったので、
継子からのお礼のお手紙を読んで、自分の不甲斐なさを知ったような気持ちにもなりました。

そこから少しずつ、自分の中で変化があって、
”私は2人しか子どもを産んでいないのに
4人の子どもの子育てを楽しませてもらっている”
と思えるようになりました。

当時の私の上質世界の中には、
”継子の世話は実親がするべきで、私がするべきではない”
というものが大きくありました。

※上質世界とは、上質世界」とは、頭の中に形成されている個人的なユートピア(理想郷)
いっしょにいたいと思う”人”
最も所有したい、経験したいと思う”モノ”
行動の多くを支配している”考え”や”信条”
”~すべき”ということなどが多くを占めています。


人のせいにしたり、自分の事を嫌になったり、継子の事を嫌いになったりと、
邪悪な気持ちになっていた日々もありつつ、今に至ります。

けれど、考え方ひとつで、自分の上質世界が変わって、
今では、もう大人になった継子たちやセメントベビーたちの関係も未だに良好で、
私は、そんな子どもたちの幸せばかり願えるようになりました。

継子たちの実父と離婚はしましたが・・・(苦笑)

それでも尚、今の関係性でいられるのは、
それぞれの中にあった、良い関係性でいることに対する
”諦めない力”があったからかもしれません。

もうダメだ・・・と思っていたら、そこで終了です。
なので、諦めなくて良かったなぁ~と
今日のWBCの試合を観ていて余計に思いました。

”家族”は、チームです。
良いチームに変えるのには、自分のエゴだけでは変わりません。
どうしたら良い方向へ行けるのか?と気づけた人が動くだけで変わります。

あとは、自分の幸せを諦めずにいられたらOKです。

今の生活に満足していない、今の自分がなんだか嫌い、
今の自分の生活を変えたい・・・そんな風に思った方は、私に相談しに来てくださいね。

すべてのステップファミリーのみなさんが、幸せになるようにと祈っています。

平田えり

※写真は、大して好きでもない
むしろ野球なんてトラウマがあるスポーツだけど、
今日の出来事を忘れないように貼っておきます(笑)
侍ジャパン。めっちゃすごかった!



 
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