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新川 てるえ

ステップファミリーは失敗?!

ステップファミリーになってみて1年後くらいに、
「この結婚は失敗だったかも?」
そんな風に思う方は多いと思います。
私もそうでした。

 

ステップファミリーの成長プロセスを知る


結婚するときには覚悟していなかった問題が、度々おきるのがステップファミリーです。
以前のブログにも書きましたが、ステップファミリーには成長プロセスがあります。

それを知っているのと知らないのとでは、お産でいうと初産と経産婦の違いほどだよと私は良く、講演等でお話します。

知っていると、必ずゴールがあるからと思えるから頑張れるのです。

だから、ステップファミリーで悩んでいる人には、成長プロセスを知り、今どのあたりに自分がいるのか?これからどこに進んでいくのかをイメージして頑張ってもらいたいなと思っています。

 

ステップファミリーの失敗要因とは?


私のもとにカウンセリングに来る方のほとんどは、ステップファミリーを学ばずに「自分たちは大丈夫」とロマンス期の根拠のない自信をもって再婚してしまった人たちです。

最初の1,2年は必死なので何とか頑張れますが、だんだん無理が出てきて挫折感を味わいます。

再婚したけどうまくいかなかったから、離婚というバツ2,バツ3の人も少なくはないです。

では、どんなことがステップファミリーの失敗要因になるのでしょうか?

ずばり!
夫婦のパートナーシップがきちんとでき上ってないのに、家族になろうとすることです。

ステップファミリーとはアメリカでは「パッチワークファミリー」とも呼ばれます。
イメージしやすいと思いますが、ツギハギでできあがる家族です。
パッチワークは1枚の布と布が繋ぎ合わされて、最後に1枚の大きな布になります。

まず優先順位で考えなくてはならないのはパートナーとの強い絆です。
いきなり子どもも含めて大きな布にはなれません。
それなのに焦ってしまって、皆で早くまとまらなくてはと思うから苦しくなるのです。

 

良いステップファミリーになるためには


上手くいっているステップファミリーは夫婦の絆がしっかりとしていて、問題がおきたらちゃんと話合いができます。
そのための工夫として、寝室は夫婦だけにして寝る前のピロートークを大切にしていたり、意識して週に一度は夫婦だけの時間をつくるように工夫しています。

夫婦のコミュニケーションがとれるように工夫しましょう。

次に継子との関係です。
実親を入れた関係ではなくて、継子と継親の1対1の関係を考えていきましょう。
時に実親を別にして2人でお出かけするのもおすすめです。

私はステップファミリーだったときに、継子と2人で那須に旅行に行きました。
パパ(実親)がいると我儘ばかり言う継子が、私と二人の時にはわがままを言わないので

「何で今日はおとなしいの?」
と聞いたら
「だって、てるてるはうるさい子嫌いでしょ?」
と答えたので、つい笑ってしまいました。

子どもなりに気配りしてくれているんだと思ったら、とてもかわいくなって彼女のことを好きになりました。
実親がいるとイライラするのに、継子と2人だとこんな時間を過ごせるんだなって気がついた良い思い出です。

最初から一枚の布になろうとしない。
小さな布がツギハギされて、時間をかけて1枚の布になっていくイメージで頑張って欲しいなと思います。

悩むときにはご相談をお寄せください。
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