2026年07月09日 望月ゆき
「ちゃんとしなきゃ」に、疲れていませんか?

「ちゃんとしなきゃ。」
この言葉が頭の中に浮かぶことはありませんか?
仕事で失敗しないように。
家族に迷惑をかけないように。
いい親でいなきゃ。
いいパートナーでいなきゃ。
この「ちゃんとしなきゃ」は、ステップファミリーに限ったことではありません。
親子関係でも、夫婦関係でも、職場でも、私たちはさまざまな場面で、この気持ちを抱えながら過ごしています。
実は私自身も、その一人でした。
振り返ると、子どもの頃から「ちゃんとしなきゃ」という気持ちがあったように思います。
社会人になって少しずつ自信がついても、結婚すると
「ちゃんと家庭を支えなきゃ」
シングルマザーになると
「私が頑張らなきゃ」
そしてステップファミリーになってからは
「良い母親でいなきゃ」
「良い妻でいなきゃ」
という思いが、さらに強くなっていきました。
今思えば、「ちゃんとしなきゃ」は私を支えてくれた気持ちでもありました。
責任感を持って行動できたこと。
踏ん張る力になったこと。
そのおかげで乗り越えられたことも、たくさんあります。
だから、「ちゃんとしなきゃ」が悪いものだとは思っていません。
でも、その気持ちが強くなりすぎると、自分を苦しめることがあります。
「もっと頑張らなきゃ。」
「まだ足りない。」
「できていない自分はダメ。」
そんなふうに、自分自身を追い込んでしまうこともあります。
では、どうして私たちは「ちゃんとしなきゃ」と思うようになるのでしょうか。
もちろん、人それぞれ理由は違います。
子どもの頃に「いい子」でいようと頑張ってきた人。
親に認めてもらいたかった人。
「迷惑をかけてはいけない」と育った人。
失敗を恐れるようになった人。
さまざまな経験の中で、「ちゃんとしなきゃ」という思いを少しずつ身につけてきたのかもしれません。
もしそうだとしたら、「ちゃんとしなきゃ」と思う自分を責めなくてもいいのかもしれません。
それは、これまで一生懸命生きてきた中で、自分を守るために身につけた方法だったのかもしれません。
だからといって、「今日からやめましょう」という話ではありません。
そんなに簡単に手放せるものではないからです。
でも、「また私、『ちゃんとしなきゃ』って思っているな」と気づくだけでも、自分との向き合い方は少し変わるかもしれません。
完璧な人はいません。
完璧な親も、完璧な夫婦も、完璧な家族もいません。
だからこそ、一日の終わりに、
「ちゃんとできたかな?」
ではなく、
「今日もよく頑張ったね。」
そんな言葉を、自分自身にかけてあげられたらいいなと思います。
あなたの「ちゃんとしなきゃ」が、少しだけ軽くなるきっかけになれば嬉しいです。


