ひとり親家庭と子連れ再婚家庭の親と子どもたちが幸せに暮らすために・・・

面会交流でよく寄せられる質問と回答をまとめてみました。参考にして支援に生かしてください。

Q.現在離婚を考えています。私達夫婦は互いに、離婚後も子どもには両親の愛情が必要だと思っていますが、どのようにしたら、離婚による子どもにとっての影響を最小限にとどめることができるでしょうか。

A.まず、ご夫婦が離婚後の子どもへの関わり方をよく話し合うことだと思います。離れて暮す親から養育費を受け取るのも、離れて暮す親と会う面会交流も、いずれも子どもにとっては大切です。夫婦で話し合いをしたら、公正証書か、家庭裁判所の調停調書に残しておけば執行力があります。口約束だけにしないように気をつけましょう。協議離婚では、両親のいずれかを親権者に決定するだけで離婚が成立してしまいますが、離婚後の子どもの立場や権利をしっかりと考えて話し合いをすることこそが大切です。

Q.離婚を考えていますが、もともと我が家はワンオペ育児で父親はこれまでにほとんど子育てに関わっていません。離婚しても子ども達には寂しさはないと思っていますが、それでも面会交流は必要でしょうか?養育費だけもらえればいいと思っています。

A.離婚後の面会交流はお子さんの健全な育成のためにも必要です。両親が離婚した子どもにとって離れて暮らす親が自分を大切な存在として認めてくれていることは、どの年代のお子さんにとっても安心感になり、今後、豊かな人間関係を育むうえで基本的な力(自己肯定感や対人関係能力)を育てるきっかけになります。これまでの父親の子育てへの関わりがどうであろうとも、子どもの実親であることには変わりはありません。会わせないことによって子ども自身のルーツを否定されたように感じさせていまいますし、会えないと思いが募り、離別親を勝手に美化したりします。お子さん自身が自分の目で実親を知るためにも、離婚後の面会交流は必要です。また養育費支払を継続して頑張ろうという離別親の努力にもつながると思います。

Q.離婚をするにあたって、子どもの面会交流について話し合おうと思っています。面会交流の頻度・回数・時間についてはどのように取決めしたらいいでしょうか?

A.お子さんの年齢や生活リズムに合わせてケースバイケースです。子どもの負担にならない頻度がおすすめです。私たちの面会交流のサポート(おやこリンクサービス)では、月に1回実施しているケースが多く見受けられますが、1か月はあっという間に訪れますので養育親にとっては頻繁に感じている方も多いようです。他方、いつも会えない親にとっては1か月はあっという間ではないのかもしれません。また、子どもも小学生以上になると、学校行事や習い事、友達との約束など優先させたいことも出てきたりして状況が変わります。いったん約束しても、お互いの生活状況の変化や子どもの成長にあわせて柔軟に変更していくことも大切です。

Q.離別親です。離婚して月に1回の面会交流を予定しています。子どもは親の離婚に傷ついていると思います。今後気を付けて接していきたいと思いますが、注意した方が良い点などがあればアドバイスください。

A.おっしゃる通り子どもは離婚による被害者です。親の離婚については4歳くらいから理解できるので、年齢にあった説明をしっかりと伝えましょう。楽しい面会交流を続けていくことがせめてもの子どもへのお詫びなので辛い思いをさせたことを謝って、心配しなくてもこれからも会えるからねと伝えることが大切です。また、別れた2人の親の板挟みになって子どもは忠誠心葛藤を持つことが多くあります。忠誠心葛藤とは、一方の親と仲良くすることを子どもが他方の親への裏切りだと感じる葛藤です。そのため最初からうまくいかないこともあります。子どもが否定的な態度をとってもそれは本心ではないと理解して、時間をかけてゆっくりと距離を縮めていきましょう。焦らないことです。

Q.幼い子どもを連れて妻が家を出てしまいました。妻は自分の両親のもとで暮らしていて別居中で、6ヶ月が過ぎました。何度お願いしても妻は「あなたに会わせることは子どものためにならない」と言って一切会わせてくれません。どうしたらよいでしょうか。

A.妻が直接の話し合いに応じてくれないのであれば、管轄の家庭裁判所に「面会交流の調停」を申し立てすることになります。基本的には子どもの福祉によほど適さない理由でもない限り、お子さんとの面会交流は認められることになります。調停や審判で決められた内容に従わなかった場合には間接強制や損害賠償請求が認められる場合があります。したがって調停や審判で決められた面会交流は必ず実施しなければなりません。

Q.現在、子どもは私のところにおり、離婚裁判中で、子どもの親権をお互いに主張し譲らない状況にあります。夫は子どもに会いたいと主張しますが、私としては係争中ですし絶対に会わせたくありません。母親である私の方が親権者として相応しいと思います。

A.まずはお子さんとお父さん(夫)の面会交流の実現を考えてあげてください。お子さんに会うことができれば、精神的に冷静になれると思います。子どもと会えなくなるのではないかという不安から親権にこだわっているのかもしれません。定期的な面会交流が実現できると理解できれば考え方も変わるかもしれません。それでも揉めるようならお母さんに監護権、お父さんに親権とわける考え方もあります。

Q.離婚時に調停で養育費と面会交流の取決めをしました。ところが最近になって養育費の支払いが遅れがちで、ついに今月はまだ未払いです。来週、面会交流の予定なのですが、養育費の未払いを理由にお断りしてもいいでしょうか?

A.養育費と面会交流は法律的には別々の問題なので、養育費を払わないから会わせない、会わせないから養育費を払わないという交換条件にすることはできません。養育費の支払いが遅れているのなら、そのことについてちゃんと確認すればいいと思います。面会交流させないことは逆効果になりますので、きちんと子どもの成長を見せて関わってもらいながら養育費の支払いの責任感を感じてもらえるといいと思います。

Q.夫とはDVで2年前に離婚しています。最近になって子どもと会いたいと言ってきているのですが、DV離婚を理由に断ることはできますか?私は今さら、別れた夫には絶対に関わりたくありません。

A.過去の離婚理由がDVだったということだけではお子さんの面会交流を拒否する理由にはなりません。暴力が、子どもに対してもあった場合には、面会交流を拒むことが認められますが、そうでない場合は、難しいです。家庭裁判所の実務では、非監護親(子と同居していない方の親)と子どもとの面会交流は、基本的に、子の健全な育成に有益なものであるとの認識で、面会交流の実施が子の福祉(幸せ)を害するという特段の事情がない限り、面会交流を認める傾向にあります。DVにより、子どもが精神的なダメージを受けて、現在もそのダメージから回復できていない場合などには面会交流が認められない場合もあります。暴力夫であっても、子にとって親であることには変わりありませんから、原則として面会交流が実現されるべきであるという考え方が前提です。それを踏まえてどうすれば円滑に、あなたがストレスなく面会交流を実現できるかを考えていくことが大切です。

Q.私の不貞行為が原因で離婚することになっています。妻は離婚後に子どもたちを絶対にあわせないと言っていますが、面会交流が禁止される理由になりますか?どんな理由が面会交流を禁止される理由になるのか教えてください。

A.家庭裁判所の基本的な考え方では、面会交流を禁止、制限すべき具体的な理由として「非監護親による連れ去りの恐れがある場合」「非監護親による子どもへの暴力、虐待の恐れ等がある場合」「非監護親の監護親に対する暴力等がある場合」「子の拒否、意向が強い場合」が指摘されています。親の不貞行為などの離婚理由が直接、面会交流の禁止理由にはなりません。家庭裁判所ではどのような環境や条件が整備されれば子どもにとって望ましい面会交流ができるのか、ご両親の努力や工夫を踏まえて話し合いが進められます。

Q.数年前に離婚しました。離婚時に養育費の支払いは取決めて守ってもらっていますが、面会交流については相手が会いたいと言わなかったので取決めしていません。最近、子どもが父親に会ってみたいということがありますが、おそらく元夫は子どもには会いたいとは思っていないと思います。会いたくない親に子どもを無理にあわせることはできますか?

A.離婚後に子どもに会わない親もいます。理由は様々です。養育費を払いたくないから会わない親もいれば、離婚時のネガティブな感情を思い出したくない、離婚したことで子どもに申し訳ないと言う気持ちがあって会えないなど様々です。あなたの場合には養育費の支払いはあるようなので、後者だと思います。何か心理的な事情があるのでしょう。時とともに人の気持ちは変化するので、お子さんが会いたいと言っているのであればその希望を伝えてみてはいかがでしょうか?それでも会いたくないと断られたら、お子さんには養育費の支払いがきちんとあることを伝え、父親に見捨てられているわけではないことを解ってもらいましょう。いつか会える日が来ると信じて、成長の記録を養育費のお礼のメッセージとともに送り続けるなどの工夫をするといいかと思います。

Q.これから離婚をする予定で夫婦間の話し合いをしています。離婚後の親子の面会交流についてどのような取り決めが必要ですか?またどの程度のところまで決めておいたらのちのちのトラブルを回避できるでしょうか?相手と私との意見があわない場合にはどうしたらいいでしょうか?

A.両親がお子さんのことを考えて面会交流について話し合いをすることが大切です。取り決めておいたほうがいいことは面会の頻度、時間、場所、受け渡し方法、連絡手段、費用負担などの事項と、プレゼントに関することやお互いの悪口を言わないなどのルールのすり合わせなどです。取り決めた内容については後日、言った言わないにならないように書面にして意識合わせをしておくといいでしょう。お子さんの成長によっても方法やルールは変わっていくことかと思いますので、柔軟に相談して変更していくことも大切です。離婚した夫婦が離婚後に良好な話し合いをしていくのは難しいこともあるかと思いますので、意見があわないとか双方だけで話し合いができない場合には、調停を使って話し合いされることをおすすめします。

Q.小学校4年生の子どもを育てるシングルマザーです。離婚後に月に1回の面会交流をさせていて1年になります。面会交流の時に別れた夫が私の悪口をたまに子どもに言うようで、先日も「パパからママみたいなわがままな人間になるなよって言われた」と聞いて腹が立ちました。こういった場合には面会交流させないほうがいいのでしょうか?

A.離婚時の夫婦間のネガティブな感情をいつまでもひきずっていて、それを子どもに愚痴のように言ってしまう離別親もいます。このような親の感情は子どもにとっては悪影響なので、やめて欲しいと直接お伝えするのがいいかと思います。しかし別れた夫婦間では、それをすると感情的になってこじらせる危険性もあります。調停で話し合うなどしながら面会交流を続けるのがいいと思います。小学生くらいになるとお子さんも自分の目で親を見ていきますので、人の悪口を言うことが良い事だとは思っていないし、それを鵜呑みにすることもないかと思いますので、子どもが強い拒否反応を示してなければ「ひどいね」って軽く聞き流してもいいと思います。

Q.3カ月前に離婚が成立して、月に1回の面会交流の取決めがありましたので先日、第1回目の面会交流をさせました。私の離婚はモラルハラスメントがあったので元夫と直接かかわりたくないため民間の仲介サポートを利用しています。先日、帰宅したあとに子どもが不安定になり、翌朝の保育園ではママと離れたくないと泣きました。これまでそんなことがなかったので面会交流が何らかの原因だと思っています。どうしたらいいでしょうか?

A.離れて暮らしている親とたまに会って帰宅後に体調を崩したり情緒不安定なように見えたりするのは良くあることです。ましてや離婚後の初めての面会交流、馴染みのない仲介者も一緒だったことで、子どもなりに気遣いをして疲れてしまったのでしょう。お母さんに甘えられるのは安心している証拠なので心配しなくても大丈夫です。お母さんが自信をもって接していればお子さんの気持ちも安定します。お母さんの気持ちが不安定で面会にいやいや行かせているなどの場合には、その気持ちを子どもが察して不安定になることもありますので、今後は面会交流を続けていくうえで、お母さん自身の気持ちのエンパワメントも必要ですので心がけてください。

Q.離婚時に調停で面会交流の取決めをしました。月に1回行う約束になっているのですが、大した理由もなく話し合いにも応じようとしません。ただ「忙しいから」の一点張りです。どうしたらいいでしょうか?

A.面会交流の取決めがあって、それが実行されずに相手が話し合いにも応じないのであれば、調停により話し合いをすることもできます。ただし、離婚当初は確かに新しい生活に慣れるために忙しいというのもあるのかもしれないので同居親と子どもの事情も思いやって、話し合いができるように事を運ぶのが得策です。思いやりをもって話をしても相手がどうしても応じてくれないないようでしたら、間接強制という強硬手段もありますが、それによって強制的に面会交流が確保できたとしても、子どもは同居親の気持ちが伝わり両親の板挟みになり悲しい思いをすることになるでしょう。何よりも子どもの気持ちに配慮する必要があります。

Q.月に1回の面会交流をしています。たまにあう夫は本当にいいとこどりで、子どもの話を聞いていると調子のいいことばかり言っているので頭にくることが多いです。おもちゃやお菓子も子どもが欲しがると買い与えるので、私が買わないというと「今度、パパに買ってもらうからいい」と子どもが言うようになりました。教育上もあまりよくないと思いイライラするのですがどうしたらいいでしょうか?

A.たまにしか会わない親がいいとこどりなのは仕方がないことです。子どももたまに会う親だからできることや言えることはわかっています。おおめにみましょう。ただ、プレゼントなどは面会のたびに買い与えるのは良くないと思いますので、きちんと話し合って子どもの教育のためにもけじめをつけて与えるというルールにしましょう。お誕生日やクリスマスなどのイベントの時にだけプレゼントをすると決めている親子が多いようです。それ以外の時にものを買い与える時には、事前に養育親に相談してほしいと伝えておくといいでしょう。

Q.これから離婚して子どもの面会交流をさせるにあたって、夫と直接交渉したくないので第三者機関を利用しようと思っています。インターネットで検索するといくつかの団体があるようですが、どんなことに気を付けて選択すればいいのか教えてください。

A.面会交流の仲介をしてくれる支援団体はまだまだ少ないのが現状ですが、それでもここ数年で増えてはきています。団体ごとにカラーが違いますので、ホームページやパンフレットなどで理念や料金、契約事項などをしっかり確認したうえで、ご自分にあった支援機関を選ぶことです。ただし、どこの団体も沢山の支援家庭を抱えてキャパシティに余裕がないのも現状ですので、一方的に決めるのではなく問い合わせをしてお引き受けいただけるのかを確認する必要もあります。団体ごとにルールも違うし、やり方も違います。面会交流の場所として事務所を持っているところもあれば、事務所がないので外部で場所を探さなくてはいけない場合もあります。ご両親の居住の場所なども考えて選択する必要もあるでしょう。

Q.これから離婚をするにあたって面会交流の取決めをします。実は父親である私よりも両親(子どもの祖父母)が子ども達との定期的な交流を強く求めています。祖父母を含む面会交流の取決めをすることはできるでしょうか?

A.祖父母の面会交流権は法律では認められていません。実際には両者の同意のもと、祖父母との定期的な面会交流をしているというご家庭もありますので、話し合い次第です。婚姻中の関係が良かった場合には特に揉めることもなく、祖父母も交流しているというケースもありますが、婚姻中に嫁姑関係が悪いと養育親が快諾してくれないことが多いでしょう。その場合には、まずは親子の面会交流を上手に行うことを優先させて、父母間の信頼関係が形成されるまで少しまっがほうがいいと思います。祖父母が孫を愛しく思う気持ちもわかりますが、我慢してもらってください。

Q.小学校低学年の娘を育てているシングルマザーです。半年前に離婚が成立して、これまで3回ほど面会交流を行いました。子どもが次回の面会交流には行きたくないと言い出しています。面会交流が行えないと相手の怒りが怖いので何とか行かせたいと思うのですが、どうしたらいいでしょうか?

A.面会交流の過程でお子さんが行きたくないと言い出すケースもあります。そういった場合には何で行きたくないと思ったのかをしっかりと聞いてあげることが大切です。行かせないと離別親が怒るからとか、養育費の支払いがなくなったら困るからなどという大人の勝手な理由は子どもには酷な話ですので悟られないようにしてください。子どもが理由を言いたがらない時には問い詰めたりしないで、しばらく見守ることも大切です。離別親に良く事情を説明して、延期してもらえるように交渉してください。離別親が素直に納得してくれない時には、家庭裁判所の調停を利用して話し合いをするという方法もあります。

Q.離別親です。離婚から3年、離れて暮らす子どもとは月に1回の面会交流をしています。先日、再婚しました。妻は妊娠していてこれから子どもも生まれます。離れて暮らす子どものきょうだいができることになるので、子どもに伝えたいと思っていますが、元妻はまだ知りません。次の面会交流で伝えてもいいでしょうか?

A.まずは養育親(元妻)に再婚したことと、お子さんが生まれることを伝えましょう。そして養育親から先にお子さんに伝えてもらうのがいいでしょう。面会交流の時に突然、子どもに伝えるのは避けてください。子どもはお母さんが知らないことを先に伝えられたら困惑するし、父親に新しい家族ができることで寂しい気持ちになることもあるし、きょうだいができると言われても、母親が違うわけですし、すんなり納得できる話ではないのです。同居親から事前に説明してもらって、その後の面会の時に「ママから聞いていると思うけど…」と言って伝えてください。生まれてくる子がきょうだいであるという話は無理強いしないでください。

Q.お付き合いしている男性がいます。子どもも彼にとても懐いていて再婚して欲しいと言われているので、半年後には再婚を考慮してお付き合いしています。我が子は元夫と月に1度の面会交流があります。再婚したら新しいお父さんを尊重したいので面会交流をなしにしたいと思っているのですが可能でしょうか?

A.親の勝手な都合により面会交流を中止にすることはできません。お子さんにとっては実の親は別居親(あなたの元夫)であり、その事実は再婚しても変わりません。一方、再婚相手とお子さんの関わりが良好なのは良い事ですので、お子さんはそれぞれの大人に見守れながら育っていくことで豊かな人間性を獲得することができると思います。再婚当初は新しい生活に慣れるのにお子さんも気を遣っていて、負担が大きいかもしれまんので、そこは大人同士が相談して、面会交流の頻度を少し減らすなど考えていきたいところではありますが、面会自体を無くすことは子どものためにも避けるべきです。逆に別居親が再婚する場合にも同じです。新しい家族を大切にしたい気持ちもわかりますが、これまでの面会交流を中止にするなどということはお子さんのためにも絶対に避けて欲しいことです。どちらにしても再婚前に再婚相手とじっくりと話合うべきことです。

Q.子連れ再婚家庭です。お互いに子どもがいるのですが、夫の子どもは元嫁の元にいて夫はたまに面会交流をしています。私の子ども達も月に1回、元夫と面会交流をしています。そんな感じなのでお互いに理解しあえると思って安心して再婚しましたが、何かすっきりしない気持ちがあります。夫が実子と面会している日に、私の気持ちは穏やかではいられないし、わが子の面会の日にもなんとなく夫の顔色をうかがってしまって疲れてしまいます。

A.子連れ再婚家族は過去に同じ境遇(離婚)を経験していると、お互いにわかりあえるはずという根拠のない自信をもって始まるので、こうして不安な気持ちに直面したときには落ち込むし、ダメージも大きいです。上手くいっているご夫婦を見ると、とにかくとことん話し合いをしています。今抱えているすっきりしない気持ちが何なのかを夫に打ち明けて、夫はどう感じているのかも聞いて解決のきっかけをつかんでください。お子さんたちにとっては実の親との面会交流は大切です。これまでどおり気持ちよく面会交流が行えるように配慮してあげてください。

Q.子連れ再婚家庭です。夫にも連れ子がいて、私にも連れ子がいます。夫は死別なので継子の面会交流はありませんが私の子どもは離れて暮らす夫や祖父母と面会交流をしています。面会交流の日に我が子がお菓子をもらってくると、継子が羨ましそうにしているのでどうしたものかと思って悩んでいます。こういう場合にはどうしたらいいでしょうか?

A.再婚家庭の場合には離別親や祖父母が別々に存在するのは仕方がないことです。きちんと子どもたちにはそのことを解りやすく説明しましょう。子どもに与えるお菓子などは再婚家庭にいる他方の子どもにも配慮してもらえるように、元夫や祖父母に話ができるのであればお話しておくと良いでしょう。それができないのであれば頻繁にお菓子を与えないなどのルールを作って、記念日などのプレゼントのみにしてもらってください。とにかく何でもかんでも同じようにはいかないのが子連れ再婚家族なので話し合いしながら慣れていくしかありません。

Q.私は初婚で継母になりました。継子は定期的に実母と面会交流をしています。面会交流のための予定のすり合わせなどで夫が元嫁と連絡をとっているのがとてもストレスですし、子どもが面会から帰ってくると嫌悪感が募り口をきくのも嫌です。再婚前には仕方がないことだと思っていたのですが、実生活になってみたらどうにもならないストレスで苦しいです。

A.厳しいことを言うようですが、父子家庭と再婚、継子が面会交流しているご家庭であるという事実は覚悟して再婚されたのだと思います。元の配偶者と夫との関わりや、継子が実の母親に会いに行くときの嫌な気持ちは良くわかりますがそれは今更どうにもならないことです。気にしない力を身につけましょう。継子が面会にいっている間もストレスをためながら帰りを待つのではなく、夫と2人の時間を楽しむとか、自分が好きなことに時間を使うなどしてストレスを溜めない工夫をしましょう。子どもも面会交流から帰宅した時にはあなたに気を使っていると思います。嫌悪感を感じさせないように努めるべきです。また、パートナーにはその不安な気持ちを正直に話をしてみてください。それができれば少し気持ちが晴れるかもしれませんね。

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