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平田 えり

継子の劣等感

昨日、無事に私の娘が、20歳の誕生日を迎えました。

誕生日当日は、大切なお友達と一緒に過ごす予定でしたので、

ケーキは、バースデイ・イヴに食べるという計画を立てていましたが、

前日、オールで仕事をして疲れていた娘と、

連日、疲れが、なかなか取れなかった私は、

結局、ケーキを食べずに寝てしまいました。

 

そして、お誕生日当日の朝。

娘には、「お誕生日おめでとう」のお祝いの言葉と

生まれてきてくれたことの感謝の気持ちの声掛けをしたところ、

娘は、ポロポロと涙を流しながら

 

「大切な家族の為に何もできなくてごめんなさい・・・
今日、20歳の誕生日なのに一緒にいられなくて、ごめんなさい・・・」

 

と泣き始めました。

今日は、お友達との予定があるのも知ってる。

家の事だって、気が付いた時にやってくれているし、

正直、ここまで大きな病気や事故もなく、健康的に育ってくれて、

何よりも母を支えてくれていたことに感謝してる。

ケーキのことが心配なら、持って行って、お友達と食べたらいいよ?

ということを話しつつ、理由を聞きました。

 

理由は・・・

「ねーね(継子)になんで家族を大切にしないんだ?」

「家族の為に何かするのは当たり前でしょ?」

「家族(特に母=私)に大切にされているんだったら、20歳の誕生日くらい、一緒に過ごすべき」

と言われたそうです。

 

おまけに

「私の結婚式の準備もあるのに遊んでる場合じゃないでしょ?」

とも・・・。

 

娘と継子は、10歳の年の差があります。

そして、8年前に離婚もしているので、一緒には暮らしていません。

それぞれの生活と環境を大切にここまでやってきました。

家族という概念は、それぞれ違います。

 

先日、継子は、自分のパートナーに

「家族っていうのは、離れていても家族だし、

何かある度に全員集合っていうのは難しい時もあるんだよ」

という話をされていたそうですが、やはり根本的な部分は変わらない。

足りないものを補う為に誰かに向けて攻撃的になるところもあるから。

 

私は、継子にとって家族は、ステップファミリーでみんなで居た時の印象が強いのかな?

とか・・・

もしくは、自分が理想とする家族というものがあって、それに執着しているのかな?

と思いました。

 

それに加えて、秋の結婚式も控えていて、ナーバスになっている。とか・・・。

 

パートナーと自分が育ってきた家庭環境にも劣等感を抱いているようで、

ネガティブな感情を娘にぶつけただけなのかもしれませんが、

ぶつけられた娘にはダメージが大きかった様子です。

 

こうして度々、向けられる継子からの感情をこれまでも受け止めてきたのは、

娘なりの優しさもあります。

人の成長は、年齢じゃない、その時々の生き方の選択によって変わってくるのも、

私は娘に教えてきました。

なので、娘には、チャレンジしてみたいことは、心配をしながらでもやらせてきています。
(今年の春、単身で渡米した時は、本当に身を削るほどの心配をしてましたw)

 

娘にとって継子は大切な存在だからこそ、受け止めてきましたが、

その度に関係性の見直しをするようにと話をしています。

 

確かに継子と娘は、育ってきた環境のベースも違うし、

父親が一緒でも母親が違うことで、考え方の違いもあります。

 

そもそも、人は、それぞれ、全くもって違う上質世界というものがあるんです。

自分の上質世界にある「~べき」を人に向けると外的コントロールに繋がるので、

人間関係を悪くするんです。

 

継子が育ってきた環境は、常に継子に劣等感を与える生活がベースになっていました。

過去は変えられず、それでも、なんとか手探りで、継子が過ごしやすい環境を作ってきましたが、

離婚をしてまた環境が元に戻って、劣等感を与えられ、否定される環境に

戻った生活になっていたのかと思うと居たたまれない気持ちになりますが、

私には、話を聞くこと以外、何もできません。

 

ただただ、継子の幸せを願うばかり。

機会があったら、継子とご飯でも食べに行こうと思います。

 

【劣等感が強すぎる人の特徴・性格】
・完璧主義で理想が高い
・攻撃的になりがち
・他人と自分をすぐに比較する
・自分よりも人が優れていることを許容できない
・物事をネガティブな視点で捉える
・些細なことで傷つきやすい

※写真は、まだ食べられていないケーキw


 

 

 

 

 

 
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